リョービ
リョービ社は、1943年(昭和18年)12月にダイカストメーカーとして出発し、オリジナルの技術を培いながら、自動車をはじめ電機・通信など多くの種類の産業分野の構成部品を作り出しています。一方で、そうした技術と経験を活用し、パワーツール、建築用品、印刷機器などの完成商品分野の事業に取り組んでいます。かつては、釣具の製造・販売、ゴルフ用品の製造・販売を扱っていましたが、ゴルフ用品事業は廃止し、釣具事業は譲渡され、「RYOBI(リョービ)」の商標名のみが使われています。リョービ社の建築用品では、扉をスムーズにしっかりと閉めるドアクローザ、ホテルなどの室温を快適に保つ空調制御システムを提供しています。リョービ社は、ダイカストで培った高度な鋳造・加工技術を活用して、美しさと機能性でドアクローザに革新をもたらし、業界をリードしています。リョービ社は、1963年、ダイカスト製のドアクローザを製品化しました。以来、独創的な機構による高性能化やアルミニウム新合金の導入によって耐久性を高めるなど、次々と人気商品を作り出しました。中でも「ドアマン」は、取り付けの容易さとインテリアとして美しいデザインで、ドアクローザのイメージを一新しました。リョービの空調制御システムは、オフィスや病院、ホテルなどの室温を快適にコントロールし、くつろぎの住空間の提供に貢献しています。またリョービの引戸クローザは、患者さんやお年寄りの生活環境をバリアフリーの視点から捉え、暮らしの安全を支えています。その他、ドアガード、ヒンジなど、建築物のさまざまな場所でリョービの建築用品が活躍しています。